てくてく、歩む

家のようにあたたかく、家族のような会話が生まれる、そんなお店の開業を目指しながら、現在は不動産会社で営業と人事のお仕事をしています。平凡サラリーウーマンから夢を叶えるまでの、道のり日記✍️

昏睡状態のおじいちゃんが教えてくれた「生きる」ということ

大好きなおじいちゃんが、脳梗塞を起こし、意識がもう戻らない状態だと言われました。

 

いつ、どうなるか分からないらしい。

 

急遽、お休みをいただき、旦那さんも東京から来てもらい、病院へ。

 

病室には、昏睡状態のおじいちゃんがいました。おじいちゃんのもとには、たくさんの人がかけつけました。

 

おじいちゃんは、たくさんの趣味があります。

 

釣り、山、音楽、機械いじり、庭いじり…。

お相撲を見るのも好きだね。

 

色んなことを良く知っていて、私に色んな世界を見せてくれました。そして、また、私が見て来た世界をシェアすると、それに対して興味を持ち、楽しそうに聞いてくれます。

 

私の知っているおじいちゃんは、口数がとても多いわけではないけど、よく笑い、人の話をよく覚えている人。いつも楽しそうに人との思い出話を語ってくれます。

 

自分が触れることや、出逢った人のことを、よく知ろうよく知ろう、と、好奇心旺盛な人です。

 

きっと、1つ1つの物事、1人1人の人を、大切に大切にするという、そんな信念があるんだろうなぁ。

 

昏睡状態のおじいちゃんは、何かを伝えたそうでした。多分、私たちの声は聞こえているんだと思う。

 

今もなお、毎日を、丁寧に、一生懸命に生きてるおじいちゃん。もっと知りたい、もっと聞きたい、もっと愛したい…そんなおじいちゃんの気持ちが、見てとれるようでした。そうは思っても、うまく動けなくなって、とても歯痒い気持ちなんだろうな、と思います。

 

私は、今とても健康で、愛する人にも囲まれている。

 

おじいちゃんの、その想いを、私が代わりに行動にして、またおじいちゃんに、私が見て来た世界をシェアしてあげたら、

 

きっと、おじいちゃんも喜んでくれるやろぉな。

 

ずっと、私が笑顔でいることを、見守ってくれているおじいちゃん。私のことを守ってくれる旦那さんが現れるまで、必死に私の幸せを願ってくれていたんだろうね。ありがとう。

 

少しは、安心してくれたかな。私はこれから、しっかり、おじいちゃんの想いを引き継いで、力強く、優しく、笑顔で生きていくね。

 

おじいちゃんも、今は寝たきりかもしれないけど、まだまだ、自分の人生、全うしてね。